🌸言葉の遅れ、かんしゃく、こだわり、集団行動が難しい、など、
子どもたちが示す問題は、子どもたちの心の辛さや困難さのひとつの表現型と考えられますが、
まだ大人のように困っていることを上手に言葉で表現できない子どもたちの苦しみを理解するためには
これらの症状行動をてがかりに、さまざまな可能性を探索してみる必要があります。
その一つの手段として、心理検査があります。
最近は、注意欠如多動症や自閉スペクトラム症など、心理発達のアンバランスを抱えているお子さんが増えてきていますが、
当院では、心理発達に関しできるだけ正確に理解するために、さまざまな心理検査を行っています。
WISC、WIPPSI、田中ビネー検査など、子どもたちの能力の得意不得意を細かく見極める検査や、
読み書きの問題の有無を見極める検査、そして心の悩みや葛藤について理解するための検査などを行っています。
医師の診察、親御さまからの生育情報の聞き取りと、これらの検査の結果を踏まえて診断し、
それらをもとにして治療方針を立てていきます。
🌸療育のための診断書をご希望の場合でも、まずは医師の診察と親御さまからの生育情報の聞き取りから診断を始めます。
そして、その子その子に必要な心理検査をオーダーし、公認心理師と医師が協力して診断をすすめていきます。
そのため、初診を含めて何回かご来院いただき、診察と検査を重ねたのちに、必要に応じて診断書を発行するという手順をふみますので
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
なお、検査によっては非常に時間のかかる精密な検査もあり、保険診療分以外に自費の予約料をいただくことがあります。
詳しくは、お電話でおたずねください。
♪♪お子さんの状況を正確に理解して、親御さまがそれぞれのお子さんに合ったかかわり方をみつけていけるように、
微力ながらお手伝いしていきたいと考えております。